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試験問題「自分の生活環境を守るか、それとも地球環境を守るか」HEADLINE

【観点】
  • 関心・態度

【問題】
1996年実施
 次の文をよく読んで、自分の考えを説明しなさい。
 「自分の生活を文化的に健康的にするために、人々は様々な発明をしてきた。たとえば、換気扇。使えば、部屋の空気はきれいに なる。しかし、部屋の外の空気をよごす。また、電化製品は生活を便利にする。しかし、電力をたくさん使用して、環境を破壊する。
 紙がなければ、新聞も本もできず、文化や知識を伝えることもできない。けれども、紙をたくさん使用すると森林がなくなる。
 自動車は便利な乗り物である。自動車を作ることでたくさんの人々が生活できている。その一方で、自動車は、交通事故・振動・ 大気汚染・交通渋滞などいろいろな問題も同時にひきおこす。
 便利な生活を選ぶか、環境を守ることを選ぶか。君の考えを説明しなさい。」



【解答・採点基準】
6点満点
① 便利な生活を求めることが、環境破壊をまねく一因をつくっていることの具体的な指摘がある。
② 便利な生活を求めることが、人間の基本的な要求であることを具体的に指摘している。
③ 環境を守ることが、人類の生存に欠かせない課題であることを具体的に指摘している。
④ 憲法第13条の幸福追求権、第25条の生存権との関係で、環境権のことに触れている。
⑤ 自分のするべきことに、具体的にふれている。
以上の論点につき、各1点。を全体的にみたときに、4つの論点にふれていれば +1点とする。
ただし、結論と根拠に論理的な整合性があることを前提とし、論理矛盾は、減点対象とする(-2点)。
なお、結論は採点対象としない。




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