試験問題「もし、自分がくらすとしたらどの気候区が良いか」HEADLINE
【観点】
【問題】 1996年実施
もし、自分がくらすとしたら、熱帯がいいか。それとも、冷帯か。あるいは、乾燥帯か。どれかの気候帯を選んで、自分のくらしたい理由をかんたんに説明しなさい。
熱帯・乾燥帯・冷帯以外の、気候帯を選んでも採点しません。なお、気候帯を選んだだけでは点数になりません。
【解答・採点基準】
満点8点。
◎ 自分が選ぶ気候帯の特徴だけでなく、他の気候帯の特徴にもふれていることが大切である(それぞれに2点)。
◎ 熱帯は、年中暑く、熱帯雨林気候と、サバナ気候がある。ジャングルが広がるのが熱帯雨林気候。雨季と乾季のある気候がサバナ気候である。
◎ 乾燥帯には、砂漠気候とステップ気候がある。ともに、降水がほとんどない。ただし、ステップには少しだけの降水があり、草原が広がっている。また、どちらも年間を通して気温差が大きく、1日の中でも、昼間と夜の気温差は大きい。夏と冬を1日で体験するのも、乾燥帯特有の特徴である。
◎ 冷帯は、厳しい冬が特徴である。しかし、夏はかなり気温が上がることを忘れてはならない。寒帯(ツンドラ)とは、ちがって夏に気温が上がることから、針葉樹のような背の高い樹木が育つ。また、夏と冬の気温差がかなり大きいのも、冷帯の特徴である。
◎ 以上、各気候帯の特徴を説明しながら、自分の考えをすじみちたてて、書けていたら2点。
地理的分野の試験問題に戻る
「評価問題の部屋」に戻る